こんにちは!長ちゃん(@SsfRn)です。

前回、転職について報告させていただきましたが(その記事はこちら→「趣味が仕事になった日」)、有給がもらえたので念願の大山へ行ってきました。

2年前フレスコボールで出会ったまーしーが、地域おこしを行なっている鳥取県大山町。

ずっと「行きたい!行きたい!」と行く行く詐欺をしていたので、このタイミングで行くことにしました。

そこで出会った人、自然、コトはどれも素晴らしく、ぜひ皆さんに味わってほしいのでそのキッカケになれれば!と書いてみました。

それでは大山の世界へどうぞ!




念願の大山へ

東京から10時間の夜行バスに揺られ、ついに、念願の大山町へ。平日のタイミングだったので今回はひとり旅。

友人のまーしーに旅行プランを丸投げし、トランクケース1つを手にやってまいりました。


御来屋駅でまーしーと合流するはずが、電車の仕組みがわからず一駅乗り過ごす事態。降りた下市駅は味のある素敵な無人駅でした。
(駅の看板味がありすぎです)
(駅を出たところの風景。海がちらっと見えます)


無事まーしーと合流し、さっそく野菜を届けるために農家さん家へ。よくわからん東京から来た若者を笑顔で迎えていただきました。まーしーの仕事ぶりを間近で観察。ふむふむ。

その後、スープ屋さんやゲストハウスや別の農家さん家を訪れたりと、大山に住んでいる人々と触れ合い交流。人の温かみに触れた感じ。
(森のスープ屋さん。夫婦経営しているらしく、私的な理想の夫婦の在り方を体現しています)
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(知り合いの方がやっている農場。ダチョウがいました) 


一通り終えると、お世話になるまーしー宅へ。
(こちらがまーしー宅!大きい屋根が印象的)

旅行でホテルとか旅館に泊まらず、現地に住んでいる人の家に泊まるっていうのはいいものです。その地域の暮らしが見えますからね。


その後、金門という自然溢れる場所へ。
ここには大きな崖があり、崖の下がこの世、崖の上があの世という言い伝えがあるらしく、とても神秘的な場所です。
(ちょうど崖の境目から撮影。ジブリのような大自然)
(まーしーも渋い顔でリラックス)
(後ろには大山が顔をのぞかせます)


金門で大自然を堪能した後、大神山神社奥宮へ。
(こちらもとても神秘的。間違いなくパワースポット)


御参りも済ませたところで、友人みっつの農業手伝いへ。農業なんてやったことないから戦力なるか不安でしたが、生まれたみっつジュニアに和ませれ、いざ農場へ!
(僕が抱っこしたら泣いちゃいました。。)

今回やらせていただいたのは、草抜き・トマトの苗植え・ネギの収穫。2〜3時間みっちりやったら、借りたつなぎが様になってきました。
(日頃からやってる感満載)
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(みっつの背中がたくましい。ネギ似合いすぎ)


初日最後は海岸にてフレスコボール!
ひろぽんも合流し4人で、涼しい風を浴びながらフレスコ!
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(日本海めちゃめちゃ綺麗。ここでのフレスコボールは気持ちいい)

初日から濃厚な大山旅行。
すでに大山が好きになってて、来て2時間で「来てよかった」と思ってしまうほど。なんだろうこの魅力は。。




3年に1度の祭「御幸」


5/24。
この日は、3年に1度しか開催されないお祭り「御幸」の日。
約200キロの御輿を担ぎ
約500メートルもの坂道を登り
大山寺本堂まで運びます。
御幸についての詳細はこちら
 
3年に1度のチャンスに偶然大山来てる自分は、何かの導きによって大山に来てるのでは?そんな気がして、神聖な気持ちで参加。

まず参加者には衣装である白装束が渡されます。
こんな感じ!
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(御輿を担ぐ全員がこの格好をします)
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(こちらが担ぐ200キロの御輿。1号2号がいます)

オープニングセレモニーを終え、
いざ500メートルの坂道へ!
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 (約40人ぐらいの人が交代で運んでいきます)
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(僕もしっかり担ぎます)

足がパンパンになりながらも
途中でテレビのインタビューを受けながらも
何とか登りきり、大山寺到着。
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(終わった後の清々しさ感。楽しかったぁ)
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(参加者限定のお守りと数珠をいただきました。ありがたや)

御幸最中も、終わった後のお疲れ様会でも、
大山の方々と交流。
農業をするために移住してきた人や
金沢の古民家を解体して大山に運び家にしている人など、それぞれのストーリーを持っていて面白い。人の魅力に溢れてる場所やなぁ。

ちなみに、この日もフレスコボール2時間みっちりやって終了。




琴浦町の隠れカフェ


大山旅行もいよいよ最終日。
毎日が濃厚すぎて
もはや大山の人みたいになってきた。

この日は琴浦町という場所に行くことに。
大山町の横の町です。
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(引用:とっとりwebマップ

この日は天気が良かったので海に出てみることに。
明るい時間に海に来るのは初めてだったのでワクワク。

まずは「鳴り石の浜」へ。
なんでも、波で石が転がり"コロコロ"と音がするから「鳴り石の浜」なんだそう。
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(このような大きな石がたくさん!)

(この透明度!海に入りたくなります)

続いて近くにある「波しぐれ三度笠」へ。世界的に有名な彫刻家が作った石像が並んでいます。(波しぐれ三度笠の詳細はこちら

(美しい海をバックに佇む石像)

(それにしても海が綺麗すぎる)


海辺の心地よさを感じたところで、塩谷宝好写真記念館にあるカフェへ。(塩谷宝好写真記念館についてはこちら

(こちらが入り口。木の感じが好き)

 (中に入るとおしゃれな空間が!)
(蔵を改装してカフェスペースに。若者に人気なんだとか)
(中庭が見える席も)
(今回はせっかくなのでカウンターに)

このカフェを運営する皆さんと会話しながらコーヒーを楽しむことに。話を聞くと、ここの運営はボランティアで成り立っているらしく、学校の校長先生や企業の会長さんなど、すごい方々が集まる面白いコミュニティだった。皆さん気さくでそれぞれの経験話を聞かせていただいた。
(カフェを運営している皆さん)

カフェでまったりした後はランチをしに、コミュニティスペース「まぶや」へ。ここでは月に一度だけランチを営業していて、毎回店主が変わるというユニークな場所。
(まさに古民家っていう佇まい)
(皆さん知り合いで会話が自然と生まれます)
(この日は唐揚げのおろしポン酢。うまそぉ)
(完全に溶け込んでいます)

食後はまたもや、他のお客さんと合流。
(おじいさんにカメラ教えてます)

その後、まーしー知人の引越しパーティーに参加させていただき、お酒を交わしながら様々な方々と交流。まさかの私と同じ尼崎市出身の方もいて驚き。数ヶ月前に移住してきた方や、鳥取の大学生もいて、全体的に若手が多かったのが印象的でした。

そんなこんなで大山旅行が終了。
また10時間夜行バスに揺られ、東京に戻りました。




自然について考えさせられた


普段東京に住んでいると
自然に触れる事ってとても少ないもの。
自然に触れようと思うと小旅行みたいな距離を移動する必要がありますよね。

大山だと、自然がない場所がない。
どこに行っても常に自然がそばにあります。

そのせいか「自然」に対する考え方が違う事を、地元の方々と交流している時に気がつきました。


「海の水は傷や心を癒す力がある。人が自然と海に入りたがるのは、本能的にそれを理解しているから。綺麗な海があるところには、優しい人が集まるんだよ」


そんな話を地元の方から聞いて、目から鱗。

そもそも海にそんな力があるという発想もあまりなかったし、結果的にその周囲に及ぼす影響があるとは考えたことがなかった・・・。

それが正しいかどうかは別として、そういう観点で自然に対して触れ合っているというところは、とても興味深かったし、印象的でした。

私自身も、疲れたりした時は自然あふれる場所に行きたくなります。山や海に行き、自然を感じてのんびりしたり、写真を撮ったり。少し遠出してでも、それが最高のリフレッシュになるんです。もちろん、この大山旅行もめちゃめちゃリフレッシュになりましたよ!

そんな知見も深めながら、自然の偉大さを改めて実感した旅行となりました。

 


地元に対する誇り


話していて感じたもう一つのこと。
それは大山という場所に誇りを持っているということ。

これもなかなか東京では味わえない感覚です。
私の経験則ですが、東京に住んでいる人で東京に誇りを持っている人って少ない気がします。自分が住んでいる場所に、何かしらの思いを持つって意外と難しいこと・・

大山の人々と話していると、皆さん顔がキラキラしてるし、胸を張って大山の魅力や自分自身のストリーを話してくれました。 

こういう人々が集まっていることは、一つの価値だと思いますし、その地域の大きな魅力になります。大山に来てよかったなと思えたのは、ここの要因がとても大きい気がする。

ちなみに、東京に帰ってきてから、近所の良いところを自然と探すようになって、普段なら行かないお店に足を運んだり、違う道を通ったりしています。これも大山に行って受けた影響がとても大きいです。




最後に


今回、大山に行き本当に素敵な時間を過ごすことができました。

それは自然あふれる場所であり
人々がとても暖かく
美味しい食事もあり
そこでしか得られない経験ができたからこそ。

もうすでに私は大山のファンとなりました。
四季すべての顔を見たい。

皆さん一緒に大山という魅力あふれる場所へ遊びに行きましょう。